住まう人のことを考えてプランされた人にやさしい住戸
マンションの間取りは、一見どれも似ているようでいて、実はちょっとしたプランの工夫で随分と住み心地は変わってきます。住まう人のことを考えて造られているかどうかを、購入前にはよく検討しなくてはなりません。このマンションでは、まずキッチンと洗面室を引き戸で繋げた(一部の住戸を除く)ところです。家事動線を確保し調理しながら洗濯も同時にこなせるような工夫があり、毎日の家事の負担が減るのは嬉しいポイントです。バリアフリー面では、浴室への段差が無いことはもちろんのことですが、竪の手すりが設置されています。最近は体に負担が少ない半身浴が注目されていますね。半身浴用の浴槽には座るための段があり、浴槽の出入り時に体が不安定になりがちです。しっかり手すりにつかまって出入りできれば、小さなお子さんやお年寄りも安心できます。また、ミストサウナも肌に良いとか、体への負担が少ないといった理由で人気の設備です。まだまだあります。リビングやダイニングに設置されている床暖房はご存知の通り空気を汚さず健康にやさしいものです。照明に関しても、玄関のダウンライト照明だけでなく、廊下のダウンライト照明もセンサーで点灯するように計画されています。夜のトイレに起きた時もスイッチを探さずして、近くを通るだけで明るくなりますから足元が安心です。トイレには、トイレットペーパーの買い置きなどを入れておく上吊戸の収納が設置されていますが、その下にお花を飾ったり、芳香剤を置く棚が設けられています。ちょっとしたことですが、こういった配慮が生活にゆとりをもたらします。和室にもエアコンが設置できるようにパイプスペースも配置されています。しっかりと計画されて造られているマンションです。
このマンションは「耐震等級」の「等級2」を取得しています。この等級とは、住宅性能評価の耐震の項目で、建築基準法で定められた基準の1.25倍の耐震性をもつと認められたことを意味します。厚いコンクリートの中の話しです。完成したマンションの外観からは全く見えてきませんが、ここがすごく大事なところです。マンションが「住宅性能評価」を取得することは義務ではありません。「住宅性能評価」とは、国が定める第三者機関が、設計図面でまず検査(設計住宅性能評価書)。そして工事が始まった後は、「施工の管理の報告書や記録書類」で確認するとともに、目視等による実物の検査を数度にわたり行うものです(建設住宅性能評価書)。この「住宅性能評価書」の「設計」と「建設」の両方を取得していれば、引き渡し後、万一トラブルが発生しても、建築の専門家や弁護士で組織されている「指定住宅紛争処理機関」を利用することができ、わずかな費用で早期に解決してもらえるようになっています。耐震偽造の問題以降、人々の耐震への関心が強まったこともあり、「住宅性能評価」を受けるマンションは多くなってきたものの、工事費用も嵩むため「耐震等級2」を取得出来ているマンションは半分もありません。災害時の指定避難場所と同等の耐震性をもつ場所が「自宅」という安心感は大きいと思います。
周辺は便利な設備が整った住空間と大型ショッピング施設が近い恵まれた環境で、駅から距離はありますが、朝の通勤時7時台には13本、8時台には14本も津田沼駅行きのバスが出ています。
今回販売中のマンションの希望者には、モニター制度を採用しているそうです。アンケートに毎月答えると、毎月3万円を33ヶ月にわたって支払ってくれる新たな試みも行われているようです。

一級建築士:須藤 明子
主婦・子育ての経験とマンション・戸建の設計実務の経験を生かし、生活面建築面の2方向から鋭くマンションをチェックする一級建築士



