全体計画
住宅地に立つ、南側に幅員約8.7m、西側に約5.8mの道路に接する長方形の角地で、南北方向に縦長の敷地に、スカイコリドー(空中廊下)を持つユニークな配置計画がされています。
敷地の南側部分に南面向きの住戸群と、北側部分に西と東向きの住戸群がほぼ対称に配置されていて、その住戸間に通風・採光・プライバシー性に優れた、スカイコリドーが取り入れられており、このマンションの住環境におけるひとつの特色となっています。
スカイコリドーの空間演出と相まって、外観も軽快なデザインで印象的です。特にバルコニーの奥行きのバリエーションに特色があり(一部に4mのタイプがあり)、すっきりとしたファサードのなかに陰影のあるディテールが創られています。
またマンションの住戸群の1階部分は、エントランス機能と駐輪場・駐車場施設で使用されています。1階に住戸の部分がないため、プライバシーおよびセキュリティの面で安心かつ優れています。
マンションの出入り口と駐車場・駐輪場への出入り口は完全に分離されていて、歩行者の安全に配慮された設計になっています。
駐車場の駐車方法は、平置きと機械式2段を併用していて、設置率は約83%となっています。
コンクリートの品質は耐久性と強度を目指したコンクリートを使用し、外壁はダブル配筋、柱の帯筋はスパイラル筋が採用されていて建物に強度と粘りを与えています。
建物全体の品質については、国が定める第三者機関が精査した上で適正かどうかを認定する「設計住宅性能評価書」を取得していて、竣工後に「建設住宅性能評価書」を取得予定です。
アウトフレーム工法が、バルコニー側と共に廊下側(スカイコリドー部)にも採用(一部タイプを除く)されていて、各住戸の洋室部分にも柱型が出ないので家具等の配置の際にはすっきりと納まる利点があります。
南側の道路(幅員約8.7m)の通行量は多目で、サッシは防音性能T-2(TS-30)等級が採用されています。TS-30のサッシとはJIS規格上では外部の音を30dB分程度下げるサッシのことです。
管理及びセキュリティーについては、管理員は週5日、1日6時間の勤務体制で、人的管理に加えて、相鉄企業(株)の24時間の機械式警備「COMFORT24」によるセキュリティシステムが採用されています。エントランスや敷地内の主要な箇所には防犯カメラが設置されています。
また、全住戸の窓(面格子窓を除く)と玄関ドアには、マグネット式の防犯センサーが設置されていて、住戸の玄関ドアには非接触型ICチップを内蔵したカードキー、ピッキング対策に有効な防犯サムターン・鎌デッドボルトなどが採用されており、防犯対策にも配慮されています。
エントランスホールそばのメールコーナーには24時間いつでも宅配物が受け取れる宅配ボックスが設置されていて便利です。
まとめ
東急東横線「綱島」駅より徒歩約13分の距離にある住宅街に位置しています。
特に駅前は、かつてのラジウム温泉浴場・綱島温泉郷の名残りから、時代は変遷して現在は商業地としての賑わいをみせており、その繁華街を通り抜けると「静」の居住エリアです。
スカイコリドーの採用で特徴のある空間構成と、住戸内の細やかな気配りのレイアウト、オール電化設備など、設計段階から質の高さを感じさせるマンションです。

一級建築士:久我 高廣
組織設計事務所勤務後、設計事務所を20年間経営。プロダクトからインテリア、住宅設計、また商業施設、都市再開発等のプロジェクトの調査、企画、設計のコンサルティングを手がける一級建築士



