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一級建築士による総評

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答える専門家 |須藤 明子  一級建築士

掲載日:2007年12月12日



環境について

 「さいたま市」が、芸術・文化・行政・商業・業務等の都市機能の集積・融合を目指す街づくりを推進する地区に、このマンションは通りを隔てて隣接しています。その立地から徒歩約3 分の距離にある2004 年に開業したイトーヨーカ堂を含む110 のショップやレストランからなる大型複合商業施設「ステラタウン」内で、日常生活に必要なものはすべて揃ってしまう大変生活利便性の高い環境にあります。「ステラタウン」を囲む施設には商業施設だけでなく現在建設予定の集合医療施設もあり、ますます人々が安心して暮らせる街として進化を続けています。
 さらに、地区内の「さいたま市」が現在建設工事中の建物「プラザノース」(平成20 年完成予定)には北区役所、そして市民の生涯学習・芸術文化活動へのニーズに応えた図書館・ホールが出来る予定です。蔵書約20 万冊を予定するこの図書館には、視聴覚ルーム、IT ルーム、AV 資料コーナーなどが出来、マンションに住まう人々は、自分の書斎代わりに徒歩約1~2 分の距離に建つ最新の図書館で快適な時間を過ごすことが出来るのです。お子さんのいるご家庭にとっても、成長時期の知的好奇心を満たす場所として、この上ない環境にあると言えます。本当に贅沢な環境とは、建物が豪華というだけでなく、医療・知的環境をも揃った高い満足度を得られる環境をそう言うのではないでしょうか。


全体計画について

 敷地内の建物の周りには、地域に住まう人々も利用できる「アプローチガーデン」や「グリーンプロムナード」を設けて、緑豊かな敷地計画がなされています。このように計画されたこのマンションは、さいたま市から環境の整備改善に役立つと認められ、高さ制限などに関する規定緩和が可能になる総合設計制度の適用を受けています。
 マンションに住まう人にとっても、緑豊かな空間の中に住めるメリットは大きいと思います。


住戸内について

 このマンションはユニバーサルの考え方が隅々まで行き届いていて、住まう人のことを考えた優しい建物です。まずキッチンと洗面台のフロアキャビネットがすべて引き出し(オールスライド)にしてあること。しゃがむ動作が減って体の負担を軽くするうえに収納も増えます。それから浴室の洗い場の水栓の下には、洗面器を置く台が設けられていて、洗面器を床に置いて使うより体に負担がかかりません。浴室には2 本の手すり、トイレの手すりを設置し、毎日の生活動作の安全に配慮が感じられます。ハウスメーカーの住宅にトイレの手すりが付いているのはめずらしくありませんが、マンションに初めからトイレの手すりを付けてくれているところはまだそれほど多くありません。
 そして玄関の上がり框横の壁と洗面室の壁につけてある手すりの下地です。玄関の靴が履きにくくて、何かに掴まりたいと思ったことはありませんか?通常手すりは、手すりを取り付けたい部分に壁紙の上に板を渡して取り付けるか、壁に下地を埋めるかの方法で取り付けます。壁紙の上に板を渡すと見栄えが心配ですし、下地を後からつけると、一度壁紙を剥ぎますから繋がっている廊下の壁のクロスまですべて張り替えなくてはならなくなります。一部だけの張替えですと色が変わってやはり見栄えが良くないからです。費用だってかかります。下地が最初から付けてあれば、手すりが必要になったときに、手すりだけを取り付ければすぐ使えます。目立たない配慮なのですが、とってもやさしい配慮だと思います。
 部屋の空気を汚しにくいIH クッキングヒーターやリビングの床暖房、結露を少なくしてカビの発生を抑えてくれる複層ガラスの採用も住まう人の健康に配慮が感じられます。キッチンのディスポーザーやトイレの「ECO6」は、住まう人にだけでなく地球環境にも優しい設備です。

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一級建築士:須藤 明子

主婦・子育ての経験とマンション・戸建の設計実務の経験を生かし、生活面建築面の2方向から鋭くマンションをチェックする一級建築士


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