定期借地権付マンション
『「定期借地権付分譲マンション?」賃貸マンションに住むのではなく、「マンションを買おう」とするのは「すべてが自分の物になる」からだと思うのに、なぜ「定期借地権付」というマンションが、存在するの?』初めてこの名前を目にしたとき、そういう疑問が生まれます。「定期借地権付」とは、文字通り一定期間(50年以上)土地を借りたマンションです。借地期間が過ぎれば、マンションを取り壊して更地にして土地所有者(地主)に返さなくてはなりません。では、なぜそういうものを造るのでしょうか?
たとえば、地主さんが「先代から引き継いだ駅前の一等地を持っているけれど、自分の代で売って土地を減らしたくない。」という場合です。「定期借地権」であれば契約期間満了後に土地は更地で戻りますし、貸す期間は賃料が入ってくるわけです。(このマンションの借地契約期間は51年間)
では、「定期借地権付分譲マンション」を買う立場の人にとってのメリットは何でしょうか?一つ目は、分譲価格の安さです。土地の仕入れ価格がかかっていませんからその分が安くなっています。その代わり地代をマンション購入者は、毎月払う必要があります。二つ目には、「定期借地権付分譲マンション」は良い立地にあることです。ご自身でお住まいになる場合はもちろん、貸すにしても、売るにしても立地の良さは魅力です。人気の場所の「定期借地権付分譲マンション」は、分譲の数年後に「借地」の期限が少なくなったにもかかわらず、逆に価格が上がる現象も起きています。三つ目は、住まう期限が決められていることです。困難を極めていた「老朽化した(所有権)マンションの建て替え」は、マンション管理適正化法(マンション管理の適正化の推進に関する法律)の施行後、以前よりは易しくなりましたがまだまだ簡単には行われていません。マンション住人(所有権)の5分の4の賛成が容易にまとまらない現実があります。高額な「(所有権)分譲マンション」を買って大変な思いをしながらローンを払い続け、最後は建て替えたくてもお金が足りないとか、組合で揉めているなどの状況になるのなら、始めに相場より1~2千万安い「定期借地権付分譲マンション」を購入し、長いローンの金利分も貯蓄しておいて老後に使ったほうが得と考えるとメリットになります。
このマンションの「定期借地権」にはもうひとつ安心な特徴があります。通常、「定期借地権付分譲マンション」の売買では、ディベロッパー(分譲マンションの売主)が地主さんから土地を借り、マンションを建てて分譲し、分譲後は売主抜きで、マンションの土地の賃貸借契約を地主さんとマンション住人(区分所有者)の間で結ぶことになります。つまり、地代は地主さんに直接支払う関係です。このマンションは、地主さんとマンション住人(区分所有者)の間に売主である「三菱地所」が入ったままで、地代の支払いは「三菱地所」経由で地主さんに支払います。万が一地主さんが変更になっても、「定期借地権」の権利は保障されますから問題はないのですが、どのような地主さんになるのかなどの心配もせず、いつまでも「三菱地所」との関係で地代を払っていけば良いことになります。
「定期借地権付分譲マンション」は、契約期間が切れる直前になると、不具合箇所が生じても今更修繕費をかけられないということで、「きちんと修繕工事が行われるのだろうか?」という心配を耳にすることがあります。どのマンションもいつかは経年劣化します。かなり劣化が進んできた時に「(所有権)分譲マンション」の場合、不具合で困っている人は「もう住めないから」と立替えたいし、我慢できる人は「まだ大丈夫」と立て替えたくないという意見に分かれます。壊して建て替える費用を考えると全住人の思いは様々です。立地が良くて建て替え後の住戸面積(住戸数)も増やせる好条件のマンションはともかく、実際の建て替えはなかなかうまくいきません。マンションの住人の方々にとって、ここでも「きちんと修繕工事が行われるのだろうか?」という心配が生じます。建て替え・解体時期が決まっていないため、その状態でいつまでも解決する見込みのないマンションもあるのです。「定期借地権付分譲マンション」は、「(所有権)分譲マンション」と同じように修繕用の積立をしていきますし、そのほか始めに解体費用を集めておきます。前述の心配は「定期借地権付分譲マンション」だからとか、「(所有権)分譲マンション」だからとかいう問題では無いように思えます。もっと言えば建て替えの問題がなかなか解決せず、将来の計画が立たずに不安になるようなこともなく、51年後の新たな生活計画を始めからきちんと立てておくことも出来るというわけです。
免震構造・住宅性能評価
このマンションのもうひとつの大きな特徴は、免震構造のタワーマンションであることです。構造の専門家たちが一押しする「免震構造」は、今、耐震問題に関心のある人々にとって、一番安心の構造でしょう。このマンションは設計住宅性能評価を取得し、建設性能評価を竣工後に取得予定です(建設住宅性能評価は竣工後でないと取得できません)。
住宅性能評価を受ける一番のメリットは、国の定める第三者機関が、設計図書などの書類の検査に加え、工事中に何度も現場を検査に行くことです(建物の階数によって検査回数が決まります)。住宅性能評価は10項目からなり、特にこのマンションはコンクリートの劣化対策等級の最高等級「3」を取得しています。通常の条件下で三世代の時間に渡り、大規模な改修工事をしなくて済むコンクリートの構造躯体ということです。
これに加えこの売り主では、「CHECK
EYE’S」という設計段階・施工段階・竣工後の自社検査をシステム化し、「住宅性能評価」についての記載の他、施工状況、建物完成時から2年後までの定期検査の内容までをレポートにまとめて購入者に渡しています。このことにより、2重3重の検査が行われるより安心な仕組みになっています。「51年後には形がなくなってしまう」ものであるとしても返還期限が来る日までは、ずっと「住まう人の大切な住まい」であって快適な生活が営まれる空間で、あり続けなくてはならないのです。
今、最良の造り方で造るマンションだからこそ、すべてのメリットが活かせる「定期借地権」付マンションということになるのではないでしょうか。
アフタヌーンティー
さらにマンションの魅力は、共用空間と住戸内のデザインが主婦に人気の「アフタヌーンティー」とのコラボレーションで造り上げられていることです。清潔感のある「色を楽しむ明るい空間」が、生活をより豊かなものにしてくれることでしょう。
駅からの道
JR船橋駅周辺の賑やかな商業施設が立ち並ぶエリアから、歩道の広い県道39号線(駅前通り)を通ると、市役所のそばの静かなマンション敷地まで13分程かかります。道沿いには薬局など様々な商店が軒を連ねています。住宅街の最短の細い道を通ると徒歩約10分の距離です。


一級建築士:須藤 明子
主婦・子育ての経験とマンション・戸建の設計実務の経験を生かし、生活面建築面の2方向から鋭くマンションをチェックする一級建築士



